引越しマニュアル

自分の希望をしっかり知ることからはじめよう！

部屋探しは、自分の生活スタイルを知ることからです。
起床してから就寝するまでどのような行動を取るのか、その為に必要な条件は何かをじっくり考えて見ます。
比較的自由時間のある学生と、仕事で帰りが遅い社会人とは住まいに求めるものは異なってきます。
自分のライフスタイルを理解したうえで、立地や間取り、自分の好みを考えながら部屋探しをする。
これが成功する為の最初のステップといえそうです。

【部屋を探す】

雑誌やインターネットで平均的な家賃を調べてみよう！

一般的に家賃の目安は収入の３分の１以下といわれています。
その他にクレッジトカードローンがある場合など収入からローンを引いた額から月々いくら支払えるのか、じっくり検討して家賃の限度額を決めましょう。
エリアごとの平均家賃の情報収集は、その地域の不動産会社に問い合わせてみるのが一番確実です。
情報誌や最近ではインターネットを使った物件紹介も随分多くなり、探しやすく便利な機能もあるので平日の昼間に時間の取れない人にはおすすめです。とにかく調べる！コレが大切です。

【部屋を探す】

間取についての知識をつけよう！

自分の今住んでいる部屋や、友人の部屋などを参考にシュミレーションしてみましょう。
風通しや窓の向き、日差しの強さなどをあらかじめ考えておきます。近くに高い建物がある場合などはまったく日当たりが望めない場合もあります。
自分のライフスタイルを基本に、どのようなことに重点を置くかを考えましょう。
例えば自炊をしたい場合は台所にガスが通っているか、風呂好きであればお風呂・トイレが別々になっているかも要チェックです。
また、隣や下の音は気にならないかなど、壁の厚さもチェック対象となります。

【部屋を探す】

何が一番の条件だろう？

どんな条件に優先順位をおくかによって部屋選びは変わってきます。
自分の憧れている町に住みたい、会社や学校の近くに住みたい、ペットと一緒に住みたい、楽器を演奏したいなど、趣味やニーズによって部屋を選ぶポイントは変わってくるのです。
最近では風水の方位学にこだわるなど、新しい観点から部屋選びをする人も増えています。 これから長く自分が住む部屋ですから、どうしても譲れないと思う優先順位を考えてそれに見合う部屋探しをすると良いでしょう。
例えば、物が多い人は収納スペースが広くあるお部屋、お風呂はゆっくり入りたいという人はお風呂・トイレが別々のお部屋、料理は自炊という人はガスキッチンが備え付けてあるお部屋を優先するといった具合です。
趣味や利便性を重視すれば当然家賃は高くなりますし、安いアパートに住めば貯蓄が出来るでしょう。
自分の生活スタイルを見直すいい機会にもなりますね。
一点豪華主義もよし、程々にバランスをとるのもよし、まずは自分の生活スタイルを認識してそれから部屋を選びましょう。

【部屋を探す】

下見をしたときに気をつけること！

この段階では今までのシュミレーションがものをいいます。
物件の下見は、不動産会社の担当者と一緒に行ってチェックするのがベストです。
その間取図と現状とが一致しているか、さらに細かいところはどうなっているのかをくまなく確認します。
まず、適切な収納スペースがあるかどうか。扉や窓はスムーズに開閉するかどうか。
水周り、壁のひび割れや汚れなどもチェックします。
気がついたところはどんどん担当者に修理してもらうようお願いしましょう。
また、友人などに付き合ってもらうと客観的な意見が聞けてたいへん参考になります。

【物件の下見をする】

人が住んでいて下見できないときは？

基本的には部屋の中は必ず見て決めましょう。
入居者様によっては退去前でも見せてくれる場合があるので不動産会社の担当者にお願いしてみましょう。
その際は入居者様のプライパシーを侵害せぬように気をつけて下見させてもらいます。
また別室で同じ仕様の部屋を見ることが出来る場合もあります。
下見をしないで即決してしまうと後々後悔することにもなりかねませんので、必ず細部まで点検して納得してから借りるようにしましょう。
忙しい人は、家族や信頼のおける友人に代わりに下見に行ってもらい、写真を撮ってきてもらって図面と照らし合わせるのもひとつの手です。

【物件の下見をする】

周辺の環境チェックも怠りなく！

部屋周辺の環境も大切です。
繁華街なのか住宅街なのか、コンビニやスーパーマーケットは近くにあるか、駅までの道順や電車の発着状況なども確認するとよいでしょう。
さらに、近くに住環境を阻害する要因、騒音、汚臭の元は無いか、買い物の便や病院などもしっかりチェック。
女性の場合は夜の治安も重要な要素となります。
マンションであれば何階か、エレベーターはあるかなどもチェックしたいポイントです。
より快適なこれからの暮らしのために、優先順位をしっかりと決めましょう。

【物件の下見をする】

下見は二人以上で！

入居の申込に際して！

入居申込の際には、基本的に連帯保証人が必要です。
連帯保証人には原則身内の方で、両親・兄弟・親戚の方が適切です。
もし身内の方がいらっしゃらない場合は、不動産会社の担当者に正直に相談してみましょう。
必ず力になってくれます。

【部屋を決める】

入居審査があります！

気に入った部屋が見つかってもすぐに住めるわけではありません。
申込の後に入居審査が行われます。
入居後のルールを守ってもらえそうか、家賃はきちんと払えるかなどが主な審査内容です。 ごくまれに家主さんに挨拶に行く場合もありますが、面接も兼ねている場合がありますので注意して対応しましょう。
入居審査には通常2日～1週間程度かかりますので、この間に契約時に必要となるものを用意しておくとよいでしょう。
審査終了後いよいよ契約となります。

【部屋を決める】

今の部屋を出る日を決めよう！

通常賃貸物件の解約は、それぞれの物件によって違いますが１ヶ月前に申し出るのが基本となっています。
そこから逆算して引越しをする日を決めるのが良いでしょう。
のんびり構えてしまって解約の1ヶ月前を1日でも過ぎてしまうと、翌月分の家賃（1か月分余分に）を支払わなければならなくなりますので要注意です。
引越しの日が決まったらそれに合わせて引越しの準備を始めましょう。
また、各種手続き、ガス・水道・電気・電話などの解約日も早めに設定しましょう。
荷造りもこまめにしておくと後で慌てずにすみます。

【部屋を決める】

これは忘れずにチェック！

間取・立地条件が気に入ったら、今度は細かいチェックをしていきます。
せっかく気に入った物件なのにトラブル続きだった、何てことにならないように気づいたことはすぐに不動産会社に聞きましょう。
中古物件であれば壁紙・鍵・窓やサッシ・水周り・床などの改善、流し台の下や畳のきしみなどリフォームがきちんと行われているかのチェックをします。
入居前であればたいていの場合不動産会社が間に入って大家さんにリフォーム交渉してくれます。
ここでちゃんとチェックしておかなければ、自分の退去時にリフォーム代として多額のお金を請求されることも考えられますので、念入りなチェックを心がけてください。

【部屋を決める】

契約書はここをチェックしよう！

契約前に宅地建物取引主任者から重要事項の説明が行われます。
このときに物件資料を見比べながら下見の話と食い違う点が無いかを確認しましょう。
続いて契約書の内容確認を行います。
物件に関する最後の確認作業となりますので、確認済みであっても再度目を通し、曖昧な点は全て質問し、疑問や不安が残らないようにした上で捺印して契約しましょう。

【契約をする】

契約に必要な書類の説明！

契約時に必要な書類は家主様によって異なる場合がありますので、必ず事前に確認して下さい。
基本的には住民票・源泉徴収書・身分証明証、収入証明、在職証明、印鑑証明、連帯保証人の署名捺印・印鑑証明が必要となります。
連帯保証人の収入証明を提出する場合もありますので事前に確認をとっておきましょう。
契約した際には不動産契約書・火災保険証券をもらうのを忘れないで下さい。

【契約をする】

契約時に必要なお金はどれくらい？

関東と関西では契約時に必要な金額が違ってきます。
関西圏では敷金のことを『保証金』と呼んでいます。
その保証金＋15万円～20万円程度の予算は確保しておきましょう。
実際に契約に掛かる費用として『保証金』・『翌月分家賃』・『日割家賃』・『仲介手数料』・『火災保険』・『鍵交換代』・『町内会費』等があります。
物件によって多少違ってきますので契約金明細書をよく確認して、不明なものは担当者に遠慮なく聞きましょう。

【契約をする】

引越会社に見積もりをたててもらおう！

会社によって値段もサービスもかなり違ってきます。
複数の会社に問い合わせ見積もりを取ってもらいましょう。見積もりは無料なので気兼ねせずに問い合わせましょう。
その際に後のトラブル回避のためにも、器物の破損に対し保険を適用しているかどうか調べておきましょう。
また、ピアノなどの特殊な大型荷物がある場合や、エアコンの取り外し・取り付けも別料金がかかります。
会社によってはマンションの階数によって料金が異なる場合があるので念入りな打ち合わせをしておくことをオススメ致します。

【引越しをする】

入居日はどうやって決めるの？

やっと新しい部屋が決まり今まで住んだ部屋から退去するには、通常1ヶ月前に申し出なければなりません。
引越し予定日を決めたら今まで住んでいた部屋を出る日を逆算し、速やかに引っ越せるようにしましょう。
申し出が遅れるなどのちょっとしたミスで、2重に家賃を支払うという無駄な出費にもなりかねませんので気をつけましょう。
引っ越す日が決まったら、いくつかの引越し会社に見積もりをとり引越し会社を決め、契約後にはすぐに新しい部屋へ移れるように計画を立てましょう。

【引越しをする】

意外に困る粗大ゴミの処分！

やっと新しい部屋が決まり今まで住んだ部屋から退去するには、通常1ヶ月前に申し出なければなりません。
引越し予定日を決めたら今まで住んでいた部屋を出る日を逆算し、速やかに引っ越せるようにしましょう。
申し出が遅れるなどのちょっとしたミスで、二重に家賃を支払うという無駄な出費にもなりかねませんので気をつけましょう。
引っ越す日が決まったら、いくつかの引越し会社に見積もりをとり引越し会社を決め、契約後にはすぐに新しい部屋へ移れるように計画を立てましょう。

【引越し2カ月前】

家賃を二重払いしないように！

賃貸契約をしている場合解約の申し出は1ヶ月目がほとんどとなっております。
新しい部屋も契約日から家賃が発生しますので、ぐずぐずしていると家賃を二重に支払うことになります。
賢く引っ越す為にはきちんとした計画を立て、二重払いの時期をなるべく短くして無駄な出費はなるべく抑えましょう。

【引越し1カ月前】

引越し会社を選ぶ！

不動産会社などでは取引のある引越し会社を紹介しているところが多いですが、だからといってそこの会社に頼まなければならないということはありません。
見積もりはどこの引越し会社でも無料なので、知人に聞いたり、インターネットなどで探し納得がいく値段がでるまで合い見積もりを取ってみましょう。
ただ安いというだけではなく自分の大切な荷物を預けるのですから、会社の営業マンの人となりも合わせて選びましょう。
何かトラブルがあったときちゃんと対応してくれるかも大切な基準です。

【引越し1カ月前】

友達に手伝ってもらうのは本当に得！

『引越しします』と知らせると仲の良い友達などは率先して手伝ってくれると思います。
引越しを通してコミュニケーションが深まったり、楽しい思い出つくりになることもある上、友人に頼めば人件費もかからないし車も貸してもらえたりしますのでこれはとてもありがたいことです。
しかし、時にはトラブルになってしまうこともあります。
善意でトラックを貸してくれた友人が、引越し途中で交通事故を起こしたり、家具の運搬中に誤って怪我をすることもあります。
息が合わずに作業手順が手惑うことも考えられます。
荷造り・荷ほどき時にはこちらのプライパシーもかなり相手にわかってしまう可能性もありますので、これらのことが気になる場合はプロの引越し会社に頼む方が良いかもしれません。

【引越し1カ月前】

役所への変更手続きは大丈夫？

まず役所が開いている時間を調べましょう。たいていの場合、平日の午前8：00～午後5：00ぐらいですが自分の家の近所に出張所があればそこで用事を済ませることもできます。
住民票などは代理人でも受け取ることが出来ますが、その際にアナタの直筆で住所とサインの入った委任状を相手に渡しておきましょう。
詳しいことは事前に役所に確認して何度も足を運ばなくても済むように確認事項はきちんとメモをしておくことです。

【引越し2週間前】

知人・友人への移転届けの準備！

いよいよ引越しの時期が迫ってきました。
金融機関や保険会社などへの転居届けはもう終わりましたか？
引越しに気を取られてうっかり忘れてしまうことがあります。
チェックリストなどを有効活用してモレの無い様にしたいものです。
お世話になっている方への転居届けは、はがきで届けるのがマナー。
最近のパソコンには定型のあいさつ文などの専用ソフトが入っているので上手に活用しましょう。
親しい友人などへは、メールで同時送信する方法が一番早くて便利です。

【引越し2週間前】

公共機関への各種移転手続きを！

ちゃんと段取りを組んでおかないと『住んだはいいけどお風呂に入れない』なんて困った事態になりかねません。
水道会社は前もって連絡しておかないと引越し当日に水が使えません。
ガス会社は新しくガス栓を開く場合には立会いが必要となります。
『ライフライン』と呼ばれる『ガス』・『電気』・『水道』はとにかく生活に必要なものですので、あらかじめ手続きをしておきましょう。
忘れてはいけないのが郵便局への届出です。
簡単な手続きで済むうえ、1年間は新しい住所に郵便物を転送してくれます。
届出が遅れたばっかりに大切な書類が手元に届かなくなってしまったなどというミスは避けたいものです。

【引越し3日前】

ひとつひとつこなしていこう！

引越しの３日前ぐらいから本格的な荷造りに入ります。
まず荷造り用のダンボール・ひも・テープなどを用意します。
かなり多めに用意しても途中で足りなくなるので余裕をもって用意しましょう。
また、あると便利なのが新聞紙です。
食器や割れ物などの梱包、床掃除と何かと役に立ちます。
実印や通帳・保険証・パスポートなどの貴重品はひとつにまとめ、必ず無くさないように自分で持つようにして下さい。
引越し中に紛失したら取り返しがききません。
荷造りの要領は使っていないものからどんどん梱包していくことです。
その際ダンボールの側面2箇所と上部に何を入れたか記入するのが便利な荷解きのコツです。

【引越し3日前】

生活必需品のみ残してあとは梱包！

さあ、いよいよ引越し当日です。
おおまかな梱包は早めに済ませ、身の回りの生活必需品の梱包だけを当日に行いましょう。
身の回りのものは新しい部屋でもすぐに活躍するので取り出しやすいよう一番最後にトラックに乗せます。
そうすればダンボールだらけの部屋の中で慌てずにすみます。
最近は引越し会社の方が梱包してくれるサービスも増えてきているので忙しい人はそういったサービスを頼むのも良いでしょう。

【引越し当日】

引越し会社との連係プレー！

携帯電話などで連絡は常に取れる状態にしておき速やかに引越が出来るよう心がけましょう。
特に3月などは引越がとても多い季節なので作業員も大変忙しくしています。
時間を守ることは基本的なルールですが、作業中も声を掛け合ったりてきぱきとした対応するなどしてお互い気持ちよく引越しできるようにしましょう。

【引越し当日】

掃除はしっかりと！

賃貸物件とはあくまで借り物の部屋です。
今まで住んでいた部屋に感謝の気持ちを込めて入居時よりもきれいにするつもりで掃除をしましょう。
トイレ・洗面所などの水周りはカビ取り剤などを使い入念に！
家具などが置いてあった場所のフローリングに傷がついていたときは、家具専用のクレヨンなどで修復作業を行いましょう。
窓枠はガムテープでゴミを取り、水で洗い流すときれいになります。
白い壁の画鋲の穴などは事務用品の修正液を塗るとほとんど目立たなくなります。

【引越し当日】

新しい部屋はくまなくチェックしよう！

住まいが新築の場合壁紙の接着剤の臭いでアレルギーを起こす場合もあります。壁紙からノリが浮き出ている場合もありますので、家具などを設置する前にはきれいに拭き掃除しましょう。
中古の場合は入居前からすでにある傷・へこみ・シミをチェックします。
その際できればカメラに撮っておいて不動産会社や家主さんに報告しておくと退去時のトラブル回避となります。
入居前にリフォームしてくれるケースもあるので、出来れば下見の段階で対応しておきましょう。

【入居後】

意外と忘れる届出！

生活に直接影響する、ガス・電気・水道・電話は確保しても意外と忘れているのがカード会社や保険会社運転免許証の住所変更届です。
会社でも年金や住宅取得の積立金を行っていたり、社内保険に入っていたり毎月株式ファンドを購入している場合は速やかに住所変更の手続きをしましょう。
勤め先の総務には所定の書式が揃っていますので必要事項を記入し、総務の指示に従って手続きをしましょう。

【入居後】

自分だけのお城にする為に！

こんな家具を入れてみたい！など普段から思い描いていた夢を叶えるチャンスです。
照明ひとつにも自分のこだわりが感じられたりして、買い物が楽しくなるときでもあります。
自分が住みたい部屋のイメージを明確にしましょう。具体的でなくても『落ち着いた感じにしたい』とか『華やかな感じにしたい』とか『生活感を出したくない』といった感じでいいのです。
ステキな部屋を演出するコツとしては、まず好きなカーテンの色から決めるとイメージしやすくなります。
次にベットカバーの色、じゅうたんの色など、広い面で色を使用するアイテムから決めていくと、だんだん理想のイメージが出来上がってきます。
照明も重要です。間接照明と直接照明の両方を設置すれば、一瞬で部屋のイメージを変えることも出来きます。
インターネット上の家具屋さんには店頭よりも安い商品や珍しい商品があるので、是非一度チェックしてみて下さい。
インテリアの本も沢山出版されていますので是非参考に！

【入居後】